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スーツジャケット14(P)

ご訪問いただきありがとうございます^^ドレーピング(立体裁断)により作ったパターンの試着補正を行いましたので、今回は最終パターンを縫い代付きで作っていきたいと思います。

(2013年春夏のプレタポルテのカルヴェンCARVENのデザイン模写しています。もしよろしければ、スーツジャケット1〜13(P)もご覧下さい^^)

縫い代を付けていきます。見頃、袖の縫い合わせは1.2センチ、裾は4センチ、衿付けやアームホール、ラグラン縫い合わせは1センチ、ラペルは1センチ、ラペルの返り以降は1.2センチとします。

後ろ中心はガイドラインの中心線と交錯し分かりづらいので、内側に移動させ中心線とします。
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他のパターンも同様に、縫い合わせやデザイン線の邪魔にならないところへ地の目線を移動させます。

縫い代は、出来上がり線からとっていきます。カーブ部分は定規をカーブに沿って回転させるように動かしながら、出来上がり線に対して直角に点を取っていきます。
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縫い合わせの終わりは、縫い合わせ線を延長し、対角の縫い代線と交わった点から直角にとります。
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縫い合わせた後に縫い代をアイロンで割りますので、その時に縫い代が左右均等になります。

縫い代が付いた状態です。同様に後ろ脇、前身頃、袖、上衿と続けていきます。(記載省略)
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問題の変形ラグランの袖山部分です。手前に向かって消えていくダーツですが、袖山のいせ込みに縫い代を優先して使える様に、袖側に縫い代を譲る形で付けました。
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これも悩ましい、打合せ部分のハート型のホール部分です。模写対象同様にホールにすると普段使いで目立ちすぎますので、デザイン線のハギのみにして、ホールは塞ごうと検討していました。
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しかし、それではデザインが大きく損なわれますので、下になる見頃はホールを塞ぎ、上になる見頃はホールをそのままにしようと思います。

その為、下になる見頃は、上になる見頃のホールより大きくなければなりません。ハートを線対称に複写し、ホールをカバーできる様に形に修正を加えました。ちら見えしないように1センチ欲しいところでしたが、他との繋がりを考えて0.5センチほど出しました。
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袖のあきです。こちらは機能性はほとんどなく、飾りの要素が強いものになります。無しにしようか迷っていますが、一応パターンにしました。
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次回は上衿の裏と、見頃の見返し(ラペル)の縫い代付きパターンを作成したいと思います。
衿とラペルは返り線により折り反る構造の部位になります。折り反ることで、外回りと内回りでは大きさが微妙に異なります。なので、それぞれに裏・見返し用のパターンが必要となります。

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by salon-de-sanuu | 2018-02-27 06:39 | 洋裁記録 スーツ

スーツジャケット13(P)

ご訪問いただきありがとうございます^^今回はジャケットの試着補正を行いたいと思います。

(2013年春夏のプレタポルテのカルヴェンCARVENのデザイン模写しています。もしよろしければ、スーツジャケット1〜12(P)もご覧下さい^^)

試着
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(試着画像は鏡越し自撮りの姿見部分だけをトリミングするので、毎度画質悪くで申し訳ありません。)

身幅のシルエットが模写対象よりダブついていたので少しツマミ補正
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つまんで0.4センチ(0.8センチ)分を最大にして袖下、ウエスト周りで0センチに。

着用してみると裾のアールがあまり目立たず無難に収まりすぎていることに気が付き、(デザインの気に入っているポイント)カーブをより強調しました。
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画像右側が補正済

前裾線の補正に伴い、後ろ裾線も繋がりよく変更。内袖と外袖のハギ部分も着用すると、私の腕では中心がずれましたので後ろへずらします。
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画像左が補正済

ボディで検討し完璧にしたつもりでも、実際に着てみる着心地や動き、印象が加わり補正が出てきました。

補正を紙パターンに反映させます。
裾線
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バスト周りのツマミ補正分
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ウエストダーツは、直線に直さずあえて湾曲したカーブを残すことにしました。
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カーブはデフォルメしてより単純なものに書き換えたり、直線にしてソーイング(縫い)を容易にする場合・様式もありますし、あえて出たままのカーブを使う場合・様式もあります。
今回は無理が効く(イセや伸ばしアイロンが効きやすい)布地を使う予定で、カーブがポイントのデザインなのでこのまま活かしてみようと思います。

前身頃の裾線を変えたので、後ろ脇、後ろ見頃とつながりを修正します。
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二枚袖のハギの位置を内袖側にずらした分の補正です。肘下から補正しました。
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外袖を出し、内袖を入れています。


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by salon-de-sanuu | 2018-02-23 06:18 | 洋裁記録 スーツ

スーツジャケット12(P)

ご訪問いただきありがとうございます^^今回はジャケットの仮縫いの上衿付け部分を行いたいと思います。

(2013年春夏のプレタポルテのカルヴェンCARVENのデザイン模写しています。もしよろしければ、スーツジャケット1〜11(P)もご覧下さい^^)

前回までで見頃を縫い合わせました。まだ上衿が付いていない状態です。
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上衿の準備をします。ドレーピング(立体裁断)にて作ったトワルパターン1枚のみ使用します。見頃も芯を貼り、上衿も裏上衿を作って重ねて付けるのが正式ですが、省略しています。
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外周りになる部分は、出来上がりにアイロンで、折り目をつけます。

ゴージラインの終わりの付け線の角は、そのままでは付けられませんので、見頃側をカットして、上衿を、カバーできるようにします。
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上衿をピンで打ちとってから、しつけ縫いします。角は一針小さく落とすとしっかり付けることができます。
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見頃から見たところ。先程入れた切れ目から覗いているのが、上衿です。この角度約90度分が切り込みを入れないと出せません。

上衿を付けた状態です。上衿は折り返して表面を出しますので、広げると見頃とは逆さまに付いていなることになります。
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立体的で細かい部分の工程なので、画像と文章だけでは伝わりづらい上衿付けとなりましたが、、、ここまでで仮縫いは終わります。次回はこそは、試着補正を行いたいと思います。

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by salon-de-sanuu | 2018-02-20 06:22 | 洋裁記録 スーツ

スーツジャケット11(P)

ご訪問いただきありがとうございます^^今回は前回までで行ったドレーピング(立体裁断)のパターンのバランス・デザインの確認等と複写を行いたいと思います。

(2013年春夏のプレタポルテのカルヴェンCARVENのデザイン模写しています。もしよろしければ、スーツジャケット1〜10(P)もご覧下さい^^)

衿のパターンメイキング完了写真がなかったので、完成の写真です。
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模写対象とのデザインの確認です。
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デザインの異なっている点は、模写対象は革で作られているようで、ラペルの返りに張りがありますが、私はウールで作るので通常のジャケット同様倒れている点。シャツカラーとあわせてジャケットを着ることはほぼ無いので、上衿付けは好みの位置にしました。

半身での試着補正は写真を撮り忘れましたので割愛105.png

この後、右半身を複写して全身にし、試着補正を行いますが、複写の前にパターンチェックを行います。(複写してから修正をかけると2倍の作業になってしまう為)

二分の一ボディでの記事と重複しますので、端折りますが、ボディのボディテープやトワルに貼ったボディテープから印をとり、パターンを解き、アイロンをあて、パターンを写しとります。
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ハトロン紙は、パターンチェックと試着補正で修正が入るので、大きめにカットしておきます。

パターンチェックは大きいパーツから行います。前身頃と後ろ脇見頃との縫い合わせ部分です。
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縫い合わせ線を上部アームホールから重ねてあわせていき、裾で差分が出たら裾線を修正します。

大きなパーツが終わったら小さいパーツ、衿に入っていきます。衿は前身頃、今回は変形ラグラン袖、後ろ見頃と複数のパターンを跨って付きますので、それぞれのパターンを重ねて確認します。
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パターンチェックが終わったら、全身に複写します。トワルに地の目の線を入れて、アイロンで地の目を整えます。今回のジャケットの制作では記載していなかった地の目の整え方は、シャツ1(P)2017/11/3に記載していますので、興味があったらご覧下さい^^
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地の目直しビフォーアフター

パターンを複写していきます。地の目のガイドラインを重ねて、文鎮で押さえ、透けた線を写し取っているところです。
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チャコペーパーを使い、両面一気に写し取ったりもします。

複写が終わったら、仮縫いを行っていきます。中央線から修正をかけることはほぼ無いので荒ミシンで縫い合わせています。
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変形ラグランでカーブしたダーツになっている肩はまつり縫い(左)、その他のダーツは荒ミシン、脇等の縫い合わせては落としミシン(右)にて仮縫いしました。
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パターンチェックと複写はクリエーションではない地味な作業で、気が滅入りますが、なんとか乗り切ります103.png

次回は、衿を仮縫いし、試着補正を行いたいと思います。衿は切り込みを入れなければならない所があったり、後ろ向きに付けたり、という作業があるので少し詳しく記載したいなと思ってきます。

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追伸、ジャケット制作にご興味があり訪問された方へ、鈴木健次郎さんが最近ツイッターでお仕立て写真を連投公開されてらっしゃいます。(パリの凄腕テーラー)ため息が出ます、、、ジャケット制作にご興味ある方はぜひご覧になることをオススメします。洋裁楽しい110.png

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ハンドメイド・雑貨DIY部門に応募します。
第二回プラチナブロガーコンテスト
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by salon-de-sanuu | 2018-02-14 06:26 | 洋裁記録 スーツ

スーツジャケット10(P)

ご訪問いただきありがとうございます^^今回は衿のドレーピング(立体裁断)を行いたいと思います。

(2013年春夏のプレタポルテのカルヴェンCARVENのデザイン模写しています。もしよろしければ、スーツジャケット1〜9(P)もご覧下さい^^)

ラペルを広げ、ゴージラインを延長します。そこへ、バックネックポインから、延長したゴージラインまで繋がりよくボディテープを入れます。
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これが衿付け線となります。
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衿のドレーピングを行います。バックネックポイントに水平垂直にあてます。
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衿を形作り前に回して行く際に、引っ張り、バックネックの地の目が傾斜しないようにピン止めします。

サイドネックポイント手前までは水平にピン打ちします。首のカーブにあわせていき、ツレる部分に切り込みをいれます。
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トワルと首との関係を見ながら、首にそわせるようにつけるのか、離すようにつけるのか衿のトワルを操作します。ピンを打つ点は、先程入れたボディテープ上となります。

サイドネックポイントまで打ち終わったら、衿腰を折り、更に前に向かっていきます。
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衿腰は、外折りでも内折りでも操作しやすいほうで行います。ツレる分や不要なトワルは適宜カットしていきます。

首周りのゆとりを見ながら、トワルを調整しながら前にまわします。
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衿のつき方ですが、左上は丸みがあり、首から離し気味です。右上は首に添わせ少しシャープです。下、衿付け線のピン打ち、で添わせたり離したりを調整させます。
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大まかな形を決めたら、縫い代を整理して、内折りにし、ラペルを返して重ねます。上衿とラペルが真っ直ぐ繋がりよくなる位置で、互いを固定します。
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表を固定したら、ラペルを広げ、下の付け線もピンで固定します。
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今回で一連のドレーピングは完了となります。次回は、全体のバランス・デザインの確認(要すれば修正)と半身での試着・補正、複写へと進んで行きたいと思います。

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第二回プラチナブロガーコンテスト

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by salon-de-sanuu | 2018-02-06 06:19 | 洋裁記録 スーツ

スーツジャケット9(P)

ご訪問いただきありがとうございます^^今回は衿のドレーピング(立体裁断)前の見頃こ仮縫いあわせを行いたいと思います。

(2013年春夏のプレタポルテのカルヴェンCARVENのデザイン模写しています。もしよろしければ、スーツジャケット1〜8(P)もご覧下さい^^)

ダーツを縫い合わせ、脇を片倒しで伏せ縫いし、裾を上げます。脇の伏せ縫いは表からになってしまいますが、裾は裏から縫い、しつけ糸があまり表に出ないようにします。
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カーブは縫い代のあまりをギャザーで分散しながら縫います。本番ではぐし縫いし、きれいにいせ込みますが、今回は簡略しています。
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アイロンで軽く抑えて形を整えます。

変形ラグラン袖以外の見頃を縫い合わせました。
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変形ラグラン袖も縫い合わせます。見頃おの切り替えの前後を縫い合わせ、アームホールの底は、内側からピンを打ち、表から大きくまつり縫いしました。
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裏側からのぞいたところです。

少しだけ試着し、二の腕がきつかったので、袖山を修正しました。
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タイトフィットか、ゆとり多めか好みにもよりますが、二の腕周りは、前後から2箇所摘まみ、それぞれに摘んで1センチ(2センチ)のゆとりを入れます。袖山・袖付け変更に伴い、縫い合わせ位置、分量も調整しました。

次回は、上衿のドレーピングに入って行きたいと思います。次回でドレーピング完了の予定です。

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ハンドメイド・雑貨DIY部門に応募します。
第二回プラチナブロガーコンテスト
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by salon-de-sanuu | 2018-02-03 06:19 | 洋裁記録 スーツ

オートクチュールでの洋裁製作の記録と興味のある方向けにちょっとした解説も書いていきたいと思います。主に立体裁断(ドレーピング)によるパターンメイキングからソーイングまでのオートクチュール(※)を行っています。モットーは「いいものは探すしかない、ないものは作るしかない」※仮縫い、試着補正を経て仕立てる高級婦人服の意味で使用しています。


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