カテゴリ:洋裁記録 ワンピース( 16 )

ワンピース(綿花柄)16 完成

ご訪問いただき、ありがとうございます♪今回は、ワンピースの完成試着を掲載したいと思います。

鏡越しの自撮りなので画質が悪いですが、ご了承下さいませ。


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(参考トワル組立時の前)
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(参考トワル組立時の横)
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トワルの質感・ハリと、実物の布での再現性を確認しました。


試着補正(ワンピース(綿花柄)8(P)で行った全体のバランスの補正について、
補正は、その人の体型にあわせてパターンを修正し、シワやツレを取り除き、被服圧を分散し、着心地をよくします。また、オートクチュールはそれだけではなく、その人を美しく見せる補正操作も行います。

女性はスレンダーに見せたい願望があるものですが、だからといってピッタリ(ピチピチ、ボディコンシャスという意味)すぎると逆に太ってみえたり。かと言ってオーバーサイズでゆとりがありすぎても、やり過ぎると太って見えたりします。

補正は目の錯覚を利用して、このバランスを微妙に操作して行います。簡単な例ですが、ウエストの位置にウエストを設定するのではなく、ウエストから1〜2センチ上に服のウエストを作ります。また一番ヒップの突出している部分、ヒップラインも同様に僅かに高く設定します。やり過ぎると違和感がでてしまいますし、布がついて来ないので、錯覚させられる数ミリ、数センチ程度の話です。

(お恥ずかしながら)参考画像を載せます。私はウエスト寸法とヒップ寸法の差が大きいヒップ優勢体型(JIS規格B体型)です。バランスよくスレンダーに見せるには出来るだけ、ヒップの張りを抑えたいと思っています。

左は通常着用状態です。右が前身頃を引っ張り実物の体型を浮き出した状態です。
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左で見た人が自然と意識するヒップ位置・足の付け根位置に比べ、右の実際のヒップ位置・足の付け根位置がだいぶ下にあります。体型に忠実に作るのではなく、美しくバランスになるよう作意して補正をしている例でした151.png

今回はヒップの張りを抑えるように補正していますが、逆にウエストとヒップの差が少ないA体型(JIS規格)(日本人に多い体型)では、ヒップの張りを出すように補正することで、ウエストのくびれを強調させ、メリハリのある魅力的なバランスにします。

この種の補正は、さまざまあります。着心地が良いと本人が感じるだけでなく、その服を着ている時にスタイルが良くなった(痩せた)?キレイになった?と周りの反応が違うと、嬉しいですよね。それがオートクチュールの強みだと思います。

今後も、製作履歴とともにそんな事も少しずつ書いていきたいなと思っています。洋裁の楽しさが伝わればいいなと思います。長いワンピース製作でしたが、ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

次回はスーツの予定です。スカートで10回、ワンピースで16回だと、スーツは一体何回に、、、30回?果たして見て下さる方がいるのかは分かりませんが105.png私が洋裁を始めた頃見たかった内容として、ほそぼそと綴っていきたいと思います。

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by salon-de-sanuu | 2017-12-31 09:16 | 洋裁記録 ワンピース

ワンピース(綿花柄)15(S)

ご訪問ありがとうございます♪今回は、ファスナーや裾のしつけ縫い等、仕上げを行っていきます。

ファスナーに裏地をピン打ちで留めていきます。コテで付け印を折山にしていきます。(右下の指の手前にコテ印があります。)
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その後、しつけ糸でとめます。まとめて手縫いをする準備です。
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裏地の裾も三つ折りでピン打ち→しつけ縫いします。裏地が夏物薄地なので扱いが難しく、今回はしつけ縫いしました。
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裾もロックミシンをかけて、まつり縫いの為にしつけ縫いをしました。
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裏地、表地ともにアイロンで落ち着かせます。裾のアイロンですが、今回は薄地なので裾にバッチリアイロンをかけるとペラッとしてしまいますので、軽く抑える程度にしています。中肉〜厚地の場合はしっかりかけます。
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裏地の裾をミシンで本縫いします。
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ミシンはこれで最終使用となります。

ここからはひたすら手縫いとなります。肩線の縦まつり縫い、ネックラインの星留め、ファスナーのまつり縫い、ホック付け、星留め、表裾のまつり縫い、糸ループと続きます。

一部紹介
ネックラインの星留めです。縫い代止めミシンとする方もいらっしゃるかと思います。表地はすくわず、見返しと縫い代2枚のみを縫っていきます。この星留めは少しだけ引き加減にします。
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少しだけ引き加減にすることで、僅かに内側に向くカーブを作ります。ほんの僅かなところではありますが、このカーブが身体を包み込み、ネックライン、肩周りに吸い付くようなフィット感がでます。
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続いてファスナーもまつり縫いをします。裏地の折山から、ファスナーの織り糸を1本のみ救います。
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裾もまつり縫い、糸ループつけをします。今回は、両脇に付けました。
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次回は完成試着を掲載したいと思います。ここまでお読みいただき、ありがとうございます102.png

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by salon-de-sanuu | 2017-12-29 15:25 | 洋裁記録 ワンピース

ワンピース(綿花柄)14(S)

ご訪問ありがとうございます♪クリスマスやお正月に、変わり種記事を投稿したいと思いながら、後々の製作履歴の見やすさを考慮して1アイテムを書ききるまではと我慢しています103.pngワンピースが終わったら投稿したいと思います。さて、今回は表と裏地の縫い合わせを行いたいと思います。

表地見頃と見返・裏地の表側を重ねます。
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前後のネックラインと、アームホールを重ねてピン打ちします。肩線のみ開けておきます。肩線の縫い合わせ用に、ネックラインとアームホールは両端(肩線手前)を1センチのみ縫い残します。
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縫い代1センチに伸び留めテープ1.2センチを付けていますので、伸び留めテープの0.2センチキワを縫っていきます。

縫い終わったら、縫い代を整理します。0.5センチに切り揃えた後、見返し側をさらに0.2センチカットして、差をつけます。
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段差を抑えて滑らかな仕上がりにする為です。

差をつけた縫い代をアイロンで割ります。肩口など細い筒状のところや、カーブが多いので、袖まんじゅうを差し込み少しずつ割っていきます。
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細かい作業ですが、ここでキレイに割れていると、この後大どんでん返しをした後に見返しをきれいに控えることができます。

見返しを見頃の中へいれます。本当に裏返るかな?といつもドキドキですが、裏返ります。

見返し側を0.2センチ控えて、アイロンで落ち着かせます。
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ネックラインはこの後星留めをしていきますが、ファスナーや裾のしつけ縫いが終わった後に、まとめて手縫いの工程をしていきますので、次回記載致します。

まだ肩線を縫い合わせていませんので、アームホールを平らにすることができます。
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肩線を縫い合わせていきます。表地側を突き合わせていきます。先程1センチ縫い残した肩線手前です。
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ミシンでぎりぎりを縫い合わせます。
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縫い代を0.5センチほどにカットして、アイロンで割り、中に入れ込みます。
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後は見返し側の肩線を被せます。厚地の場合は、出来上がり線を突き合わせて、渡しまつり縫いとします。今回は薄地なので、方伏せにしました。
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渡しまつりのご参考(中央)折り目を突き合わせて繋ぎ止めていくイメージです。細かい縫いではありますが、両肩線だとさほど長くないので手間ではないかと思います。
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(後ろに透けて見えているのは千鳥がけです。)

次回は、ファスナー周りの裏地のしつけ縫いや裾のしつけ縫いなど仕上げへと入っていきます。思ったより長くなってしまいましたが、後2記事で完成予定です!

ここまでお読みいただき、ありがとうございま♪110.png

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by salon-de-sanuu | 2017-12-26 06:48 | 洋裁記録 ワンピース

ワンピース(綿花柄)13(S)

今回は裏地の裁断と縫い合せを行いたいと思います。

裏地は、表地と同色、ワントーン上げたり下げたしたカラーを選びます。敢えて異なった色を使って楽しむ方法も方あります。また、最近は柄ものも増えて、LIBERTYの裏地も見かけます。

今回は綿のノースリーブで夏用のワンピースですので、春夏用の薄手の裏地(キュプラ100%ベンサンシモン)を選びました。今回の表地は織りの透け感が良さなので、透け感を損なわないよう、同色を避け、ヌーディーカラーとしました。薄すぎて透けすぎるのも良くないので少し濃いめです。

この裏地は光にあてると薄っすらと横縞がでました。張りながらモラレを頼りに横の地の目を通しました。
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今回は裏地に余裕がありましたので、一旦荒断ちしています。コテを使い印付けを行います。裏地は薄いので切りじつけは使わず、ヘラでしつけるのが一般的です。私は和裁ゴテを使います。
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温度と圧で布地を傷めてしまわないように注意します。
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裏から見たところです。印がこのように入ります。
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全ての裁断と印付けが終わったら、印を頼りにピンで留めていきます。
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裏地が表地の動きを妨げないよう、通常縫い合せは表地より0.5センチ控えます。今回はプリンセスラインで縫い合せが一周6ヶ所(後ろ中心除く)ありますので、0.3センチ程を目安にしました。
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控え量は、布地の伸び分量、厚さ(余り分の表地へのひびき)、可動の有無、大きさ、好みにより調節します。様式によっても違いがある点です。

4本ロックがありますので、縫い合せと端の処理を同時に行います。カーブのあるところは、細かくピンを打っており、
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ヒップライン以下の直線は大きくピン打ちしています。
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縫い合せが終わりました。まだ見返しがついていませんので、少し変わった形です。
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見返しと縫い合わせを行います。カーブが強く、逆のカーブを突き合わせる縫い合わせになりますので、ピン打ち→しつけ縫いを行いました。
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広げるとこのような状態です。肩甲骨辺りは、裏地側が寄せられ、見返し側が張ります。脇辺りは裏地側が張り、見返しが寄せられます。
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ミシンで縫い合せます。裏地と表地の縫い合わせですが、裏地はよれやすいので、裏地側を上にして縫います。
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縫い終わったら片倒しでアイロンを当てます。カーブの強い部分はキセがかかりやすいので、アイロンの先でよく割ります。
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裏側が一旦完成しました。エアコンの風で膨らんでいます。
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次回は表と裏の縫い合わせを行いたいと思います。肩線を残して縫い合わせる方法(大どんでん返し)で仕上げます。ここまでお読みいただき、ありがとうございました110.png

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by salon-de-sanuu | 2017-12-19 06:11 | 洋裁記録 ワンピース

ワンピース(綿花柄)12(S)

今回は、ワンピースのソーイング(縫製)の続きです。順番が前後しましたが、伸び留め処理と見返しの縫い合せを行いたいと思います。

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接着芯を貼った見返しのパーツを、見頃同様に縫い合せていきます。縫い代はアイロンでしっかり割ります。後ろ中心は縫い合せずに、そのままです。画面右が左後ろ見返し。中心から左にかけてが左前見返しとなっています。
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見返しは形がヘンテコで、見頃とは逆さまに付きますので、見慣れないうちはどこがどの部分やら?となってしまうかもしれません。チャコで印を入れる場合もあるかもしれませんが、表側に入れないよう気をつけます。(チャコは消えるものですが、淡い色で僅かに残ってしまったり、繊維に入り込んでしまう事を避ける為、salon de sanuuでは、印をつけるのは裏側や縫い代など決して完成時に表にならない部分のみとしています。)

アームホールに伸び留めのテープを貼ります。ストレートテープの1.2センチを使用しています。アームホールは縫い代を1センチ付けていますので、0.2センチの部分が縫い止められる計算です。
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カーブの強いところは細かくピンで固定します。黒糖入りのお饅頭のようですが、祖母の形見なのでお許し下さい105.png

ネックラインにも同様に伸び留め処理していきます。バイアスを伸ばしてしまわないように注意します。
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洋裁用語のバイアスについては、フレアスカート(花柄)5(S)にて、少し記載をしていますので、ご興味がありましたらどうぞ♪

アイロンでテープを接着していきます。ストレートテープなのでカーブに沿うのが苦手です。アイロンで抑えた後、生じた余りはカットします。
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PM技術や縫製技術が出来上がりに与える影響はもちろん大きいのですが、こうした小さな処理の積み重ねも出来上がりの良し悪しを左右します。

伸び留め処理をしましたので、吊り加減のピン打ちでなく、ボディに着せ付けることができるようになりました。
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(ボディよりウエストラインが絞ってあるのでウエスト〜腰周りは多少無理をして着せ付けいます)

だいぶ完成イメージが湧いてきました。スクエア形の織りは、織り糸に少しシルバーの光沢があり、涼しげなカラー配色となっています。夏に着るのが楽しみです110.png

次回は裏地の裁断、縫い合せを予定しています。ここまでお読みいただき、ありがとうございます102.png

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by salon-de-sanuu | 2017-12-15 06:57 | 洋裁記録 ワンピース

ワンピース(綿花柄)11(S)

今回からソーイング(縫製)に入っていきます。布地を触って、組み立てていくのが楽しい工程です。

糸はシャッペスパンの#60 薄地用の黒です。ミシン針も薄地用(ブルー)を使用します。

まず、後ろ中心のファスナーつけを行います。過去の記事でもご紹介した内容となりますので少し記載を省略します。なお、今回はワンピースでファスナーの頭にホックを付けますので、出来上がりから0.7センチほど下げた位置に付けました。

コンシールファスナーをミシンで付けた後の、終わりの部分。留金がありますので、進めるところまで進みます。
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コンシールファスナーのミシン縫いの終わりから縫い合せ位置までの間は、左右を手縫いで留めます。返し縫いです。
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折りが繊細なので、シャッペの2本取りで様子見。ミシンで始末する方法もありますが、私は手縫い派です。

ファスナーが付きました。あて布をしてアイロンを軽くあてます。(中心にファスナーが付いています。)
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縫い代のアイロンのあたりが気になる場合は、縫い代と布地の間に紙などを挟み、当てます。参考例
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但し、裏地を付け完成させた後には、その様にアイロンをあてることはできませんし、クリーニング店によってはそこまで考慮していただけずバッチリあたりが出て帰ってくることもあります。個人的には、そういう場合は、ロックミシン処理に拘らないという選択もします。

その他の見頃の脇を縫い合せて行きます。直ぐに本縫いしています。
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布地、お仕立てのレベルによっては本布地の段階でさらに仮縫いを重ねます。

本布地で仮縫いといえば、鈴木健次郎さんは本布地の仮縫いの後に、なかなかのパターン修正をされていましたが、縫い代の処理はどうしているのだろう。プロフェッショナルのテクニックは未知数で日々勉強させられます。

縫い合せ途中です。こちらもボディに着せながら、進めていきます。一辺縫う事に縫い代をアイロンで割ります。
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最後は筒状になります。最後の辺は馬を使って縫い代を割ります。
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次回は、順番が前後しましたが、伸び留め処理、見返し縫い合せなどを予定しています。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます110.png洋裁楽しい

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by salon-de-sanuu | 2017-12-12 07:20 | 洋裁記録 ワンピース

ワンピース(綿花柄)10(P・S)

今回は見返しパターンメイキング(型紙起し)と裁断、接着芯貼り、ロックミシンを行いたいと思います。

今回は、ノースリーブなので衿とアームホールの見返しをひと続きにとります。衿、脇下で4.5センチを取り、つながりよくカーブを描きます。胸の膨らみを軽く避け、カーブが強くなりすぎないようにします。
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前見頃の見返しが出来たら、後ろ脇、後ろ見頃を重ねて、またつながりよくカーブを描きます。肩甲骨のカーブを軽くさけて、カーブが強くなりすぎないように。(左上→右上→下)
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見返しのみ別の布に写し取り、パターン(型紙)とするほうがよいですが、簡略的に流用して、見返しを裁断しました。
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見返しには型くずれを防止する為に、接着芯を貼ります。接着芯はどんな芯(ソフト・ハード)にするか、どこに貼るか、貼らないか、好みによります。霧吹きをするかしないか、縮み分を入れるか入れないか。こと接着芯に関しては、人により扱いの違いが目立つ印象です。

私は接着芯については知識に乏しく、購入時に、詳しい店員さんに出来上がりの希望風合(ふうあい)を伝えて、案内してもらっています。
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今回は、スタビー芯 t110 白
透け感のある薄地で、黒だと暗くなり過ぎるようだったので芯地は白にしました。
こちらのお店は端に名称と型式のラベルを付けて下さるので、余った際にも役立ちます。

少し前までは化学繊維(ポリエステル)はツルツル感や通気性の悪さが否めず、天然繊維に比べ見劣りしていましたが、今は機能性が進化し、見た目も、仕上がりも上質なものがたくさんあります。また、布地は地直しが当然でしたが、地の狂いも少なくなり、地の目はきれいですから、この布地は寧ろヘタに地直ししないほうがいいですと言われる事も、、、149.png。専門の店員のさんに最新情報をご教示いただきながら知識の更新に努めています。

因みに私は、霧吹きします。縮み分を考慮し大きく裁断はしませんが、ツレが出ないように布の中心には向かい少し布を寄せ集めぎみにしています。(一例です。)
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ノリがアイロン台やアイロンに付かないように、ハトロン紙などに挟み込んでアイロンをします。これは共通知識かと思います。
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接着芯は黒の場合はノリの色も黒なので、黒用と白用のハトロン紙を用意しています。汚れてきたら変えます。ノリが溶け接着し、尚且つ表まで到達しないように。

見返しに接着芯を貼りました。
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次は、ロックミシンをかけていきます。ようやくソーイング(縫製)です。パターンメイキングが好きなのですが、ずっとPM作業をしていると、縫製が恋しくなります。ロックミシンをキレイに仕上げるコツは、布の端を刃(メス)にかけて、かならず僅かに断つことです。
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ロックミシン糸は布地の背景色にあわせて黒にしました。見返しの付くネックラインやアームホール、肩線はロックをかけていません。

次回は後ろ中心のファスナー付け、縫い合せまでいけるといいなと思います。

ここまで、お読みいただき、ありがとうございます110.png

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by salon-de-sanuu | 2017-12-10 07:11 | 洋裁記録 ワンピース

ワンピース(綿花柄)9(P)

今回はパターンへの縫い代付け、裁断を書きたいと思います。

試着補正の結果を漏れなく反映させます。裾や脇の縫い合せなど、布パターン上で修正した内容も忘れずに。線に変更が入っていますので、再度パターンチェックを行います。

パターンチェックが終わったら、縫い代をつけていきます。(縫い代無しパターンとする場合もあります。)
今回は後ろ中心にはファスナーが付きますので、後ろ中心は2センチ、ネックライン、アームホールは見返しが付きますので1センチ、その他の縫い合せはロックミシン仕上げにしますので、ロックメスでカットする分を考慮して1.2センチ、裾は4センチとしました。
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定規の横の寸法線を使いながら、縫い代線を薄く描きます。

薄く縫い代の線をつけたら、カットしていきます。私はハサミを使いますが、カッターやローリーカッターを使う方もいらっしゃると思います。カッターを使う場合はカッターボード、鉄製または一部鉄製の定規を使います。
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地の目、各パターン名称、ファスナー付け位置(ヒップライン上)、輪(わ)断ちの印も記載しておきます。

出来上がったパターンを布に置いて、裁断検討を行います。今回は差し込みとしています。柄や布地に上下がある場合は一方向になります。(実は布地が限られていたので、入りきる範囲も考慮しながらパターンを作っていました。ピッタリ(ギリギリ)です。)
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通常は布端から定規で水平線を取り、地の目を合わせます。今回の布は折りで地の目が分かるので、この折りの部分と決めてピンを打ち(写真上部中心)そこに地の目を合わせました。
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布と紙パターンをピンで固定。布の上に、紙なのでピンが打ちずらいです。布が滑り、印位置がずれないよう細心の注意をはらいます。ツマミ補正を行った場合などは、布パターンを使う場合もあります。自分のものにはあまり使いませんが、切りじつけをする場合も布パターンだと上からでき、印が確実です。切りじつけの場合は縫い代線にピンがかぶらないようにします。ピンが邪魔で切りじつけがしずらい為。次回製作予定のジャケでは切りじつけを紹介したいなと思います。

裁断が終わりました。
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余り布はこちら。見返しに使います。その後の残布で、共布ベルトや髪飾りなどを作っても素敵です。
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今回は切りじつけ無し、各所ノッチを入れます。
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パターンから外して、ボディに置いています。切りっぱなしでバイアスが伸びやすいので弛ませ加減でピン打ちしています。
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次回は、見返しのパターンメイキング、見返しの裁断、接着芯貼りをしたいと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます101.png

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by salon-de-sanuu | 2017-12-08 06:54 | 洋裁記録 ワンピース

ワンピース(綿花柄)8(P)

今回は、仮縫い、試着補正を行いたいと思います。パターンチェックの終わったパターン(ファーストパターン)を試着補正の為に複写し、縫い合せていきます。

複写したパターンは着丈が長いので、シワがつかないようにボディにとめています。左右間違いの防止にもなります。
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ドレーピングで固定する為に多めにとっていた、前中心と後ろ中心の縫い代は不要になりますので、縫い合せ前にカットしておきます。
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BC?

次に縫い合せていきます。前中心は1枚で続きとなりますので、ミシンで普通縫いして、アイロンで縫い代をしっかり割ります。
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その他の縫い合せは、縫い合せのキワを伏せ縫いにします。しつけ糸で手縫いが解きやすいですが、今回は距離が長いので、荒ミシンにしました。針目6の最大です。
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伏せ縫いにすることで、寸法が不足している際に、不足している部分の前後だけを解き、縫い代を出して、着用したままピンを打ち直し補正をすることができます。普通縫いで縫い代を割っていると、ピンの打ち直しがしずらい為です。

縫い合せた後に、カーブの強いところには予め切込みを入れておきます。斜めに切込みを入れるのは、裂けにくくする為です。地の目に対して直角に切込みを入れると、力が加わったときにそこから裂けてしまう可能性があります。
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後ろ中心は縫わずに、着用後ピン仕上げで、試着しました。正式な仮縫いではファスナーをつける場合もあります。自分のもので、協力者がいる場合は、ピン仕上げで済ませます。

前から
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横から
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この段階で、ネックラインの浮き、ヒップのツレ、ウエストのあまりが気になりました。
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紙パターンで補正を行います。いつも補正が出る部分はボディ自体を補正しておくと補正がなく済みます。
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後ろ見頃の肩甲骨周りに、余りがありましたのでカーブを削ります。
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他の不具合箇所も適宜補正を行い、全体のバランスの補正を行いました。補正については一部未公開です。


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横(丈を少しカットしました。裾上がりは、この後取り直しとなります。)
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ファーストパターンの着用時に比べ、全体のバランスが整いました。パソコンでご覧の方は見比べていただけると分かりやすいかと思います。

ネックラインの浮きもなおり、肩を包むようにフィット。浮きがあると肩全体でなく点で着ている場合があります。点でなく面で支えることで被覆圧が分散され、着心地もぐっと良くなります。これは着たときに明らかに違いを実感できる部分です。
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また、敢えて肩の形に添わせずに、ネックラインに向かって立ち上げて、シルエットや体系補正を強調させる場合もあります。(衿有)先日あるブランドの方からコートのパターンで使われているその手法を教えていただいたので、またいつか紹介できたらな(一度検証したのち)と思っています。(そのパターンがブランドの売りだそうで)

次回は補正の終わったパターンの縫い代付け、裁断までいけたらなと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます102.png

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by salon-de-sanuu | 2017-12-05 06:56 | 洋裁記録 ワンピース

ワンピース(綿花柄)7(P)

今日はトワルパターンから紙パターンへの写し変え、ドラフティングを行いたいと思います。

この制作記録(ブログ)では記載を端折ることが多い工程ですが、一応私が洋裁を始めたばかりで手探りだった頃に見たかった内容を書くという目的に立ち返り、もしかしたら誰か役に立つかも、情報交換になるかもと思い、書きたいと思います。

トワルパターンにはドレーピングによって折りシワがついていますので、アイロンをかけて平らにし写し取りやすくします。
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すべてのパターンにアイロンかけました。
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アイロンの後は平らにおいて熱をとります。アイロンは熱と圧と湿気でシワをとるものですが、熱が残っている状態というのはシワがつきやすく、戻りやすいので平らにしておきます。

写し取る紙を準備します。ハトロン紙を使用しています。薄く透けて向こう側が見えるので写し取りに便利で、厚みもないので、洋裁をしているとどんどん貯まる型紙も、普通の紙よりは少し嵩を減らせます。
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ハトロン紙はロールで購入しているので、巻きぐせがついています。私はこちらにも低温でアイロンをかけます。クルクルしているのが真っ直ぐに。付いてしまった折山は布のようには取れませんが、少しはキレイになるので、途中途中気になった時にアイロンをしています。
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パターンにハトロン紙を重ねて、重りでガイドラインと固定し、写し取ります。試着補正でパターン修正があるかもしれませんのでパターンより少し大きめに裁断しています。
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パターンチェックを行います。それぞれの縫い合せの長さ、前後ネックラインのつながり、前後アームホールの繋がり、裾線のつながりなど1箇所づつ確認していきます。
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ちょっとご紹介★
パターンチェックの意義ですが、パターンの縫い合せ長さはピッタリあっているのが理想ではありますが、布でのドレーピングはどうしても、些細な布の膨らみや、軽微なピンの厚み(0.1センチ以下)の積み重ねで、数ミリほどのズレが出てしまうことがあります。

紙に一度落とし込み、その小さな誤差を修正することで、縫製の精度をあげることができます。また書く、消すが容易なので、最終パターンをキレイに保存できるというメリットもあります。(平面製図では別途製図を複写してパターンとしたりもします)私は1制作毎にナンバーをつけ、最終パターンをこの様に保存しています。このナンバーをキーに合致するデザイン画や使用した布、対象者の寸法、縫製注意点などをまとめた「情報シート」も別途保存しています。また同じパターンで作る際に役立ちます。
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様式によっては、紙への落とし込みはせず、布パターン上で、布をツマミ補正を行い、最終パターンも布パターンとする方法もあります。タイトフィッティングのドレスはその方がより美しいシルエットを追求出来ます。また、左右差や左右にまたがった補正も得意とします。パターン上にはそれらの経歴が残りますが、それはそのまま補正履歴(記録)とすることができます。(ツマミ補正方式のご参考、ダーツとはなりません)
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ザックリ言うと、立体裁断のパターンメイキングを理論化したものが平面製図であり、ツマミ補正を理論化したものが平面での補正となります。平面はボディ(ピンを打つ人台・トルソー)を必要とせず机上で誰もが等しく型紙を作れるメリットがあり、ドレーピングは平面では表現しきれない複雑なデザインが可能となるメリットがあります。

パターンメイキングも様式がさまざま、それぞれのメリットがあります。私(Salon de sanuuでは)は、色々な方法を適宜使い分けるようにしています。なかなかここでは伝えきれないものもありますが、今後も少しづつ紹介できればと思っています♪

やればやるほど奥が深くて楽しい洋裁!数ある方法・様式のほんの1つではありますが、みなさんにお伝えできればいいなと思います^^

さて、パターンチェックに戻ります。縫い合せの長さは今回のようなバストライン、肩甲骨などの強いカーブは逆にイセが入るので、一致しなくても問題ありません。逆にちゃんイセ分量が入っているかを確認します。カーブのイセはふっくらとしたカーブに仕上げる大事な要素です。イセに関してはまた別途書きたいと思っています。

パターンチェックが終わりましたら、布パターンに修正を反映させます。このパターンはまだ試着補正をしていないものになるので、ファーストパターンと呼ばれることもあります。
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次回は試着補正を行いたいと思います。ここまでお読みいただき、ありがとうございました110.png

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by salon-de-sanuu | 2017-12-03 06:56 | 洋裁記録 ワンピース

オートクチュールでの洋裁製作の記録と興味のある方向けにちょっとした解説も書いていきたいと思います。主に立体裁断(ドレーピング)によるパターンメイキングからソーイングまでのオートクチュール(※)を行っています。モットーは「いいものは探すしかない、ないものは作るしかない」※仮縫い、試着補正を経て仕立てる高級婦人服の意味で使用しています。


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