スーツジャケット17(S)

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今回は前回裁断したものに、切りじつけを行っていきます。

(2013年春夏のプレタポルテのカルヴェンCARVENのデザイン模写しています。もしよろしければ、スーツジャケット1〜16(P)もご覧下さい^^)

切りじつけは結構好きな作業です。パターンを実際の布にうつす印付けの方法は色々あります。過去記事で使用していたノッチや、薄地のときに使用した、へらじつけ、コテなど。他にも私はあまり使いませんがチャコじつけ、そして今回使用する切りじつけなどがあります。左右のパターンの裏表に一度で等しく印をつけることができます。

使用する布の厚みや毛足の長さ、ほつれやすさなどを考慮して使い分けます。私は気分でも、、、どれにもメリットデメリットがあります。

切りじつけ方法をご紹介しますが、細かいコツやテクニックなど、様式や人によって多少違いがあると思います。ここではあくまで数ある方法の1つ、salon de sanuuの方法としてご覧ください♪

まず、しつけ糸二本どりで、大きくなみ縫いします。しつけ糸の色は布に糸の繊維が残っても目立たないように近い色を使用する方もいますし、分かりやすいように目立つ色を使用する方もいます。
私はいつでも白です。次に少しゆるみを入れます。ゆるみを入れながら縫ってもOK。最後にゆるみ分の真ん中をカットします。
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私は切りじつけをする際は布パターンを使います。布地にフィットし、浮き上がりの誤差がでにくい点、繰り返し使える点などがメリットです。他にも平面製図だと紙パターンを使う場合や、縫い代無しパターンで縁を切りじつけしていく方法もあります。

角や合い印はバツになるようにします。カーブは細かく、直線は大きく縫います。全面入れたら、裏からみて漏れがないか確認します。
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服は吊された状態で着用するので縫うときに重量のかかる方向へテンションをかけながら縫います。それに併せて、ミシン前のしつけ縫いもテンションをかけて行う方法があります。その際直線は切りじつけが少なくてすみます。これも数ある一例です。

全面にきりじつけを終えたら、布パターンのみをはがします。
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二枚になった布の一枚をめくると、きりじつけがこのように見えます。この間の糸を切っていきます。ハサミを横に倒し、布の面と平行に使います。
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うっかり布をカットしてしまわないように注意します。切れないハサミだと布を切ってしまうとよく言われます。

カットすると、このように両面にしつけがつきます。これがきりじつけです。
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ここからは様式によって変わるところですが、表面の飛び出したしつけを短めにカットします。短くすると抜けそう、、に見えますが、不思議と短いほうが抜けないです。
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さらに、この上にアイロンを軽くあて、きりじつけを抑えるとより抜けにくくなります。これは逆に後でしつけを外しにくくなるからということで敢えてしない方もいます。私も今回の布地はそこまでしなくても抜けないと判断しアイロンはあてませんでした。

以上で切りじつけは終わりです。両面に等しく印がつきました。
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因みにこれはラベルの見返し部分です。ハートの部分いらなかったですね。

同様にして他のパーツも切りじつけを行います。ノッチやチャコに比べるとかなり手間暇過かります。ルーラーを使って裁断するとノッチのもかなり正確なので、こちらの方法をする方は最近は少ないかとおもいます。芯も張りにくいですし。

ここまでお読みいただきましたてありがとうございます110.png
次回は切りじつけについて記載したいと思います。上期は仕事・イベントが多くなる予定なので、更新がゆっくりになると思います。

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by salon-de-sanuu | 2018-04-05 06:17 | 洋裁記録 スーツ

オートクチュールでの洋裁製作の記録と興味のある方向けにちょっとした解説も書いていきたいと思います。主に立体裁断(ドレーピング)によるパターンメイキングからソーイングまでのオートクチュール(※)を行っています。モットーは「いいものは探すしかない、ないものは作るしかない」※仮縫い、試着補正を経て仕立てる高級婦人服の意味で使用しています。


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