ワンピース(綿花柄)8(P)

今回は、仮縫い、試着補正を行いたいと思います。パターンチェックの終わったパターン(ファーストパターン)を試着補正の為に複写し、縫い合せていきます。

複写したパターンは着丈が長いので、シワがつかないようにボディにとめています。左右間違いの防止にもなります。
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ドレーピングで固定する為に多めにとっていた、前中心と後ろ中心の縫い代は不要になりますので、縫い合せ前にカットしておきます。
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BC?

次に縫い合せていきます。前中心は1枚で続きとなりますので、ミシンで普通縫いして、アイロンで縫い代をしっかり割ります。
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その他の縫い合せは、縫い合せのキワを伏せ縫いにします。しつけ糸で手縫いが解きやすいですが、今回は距離が長いので、荒ミシンにしました。針目6の最大です。
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伏せ縫いにすることで、寸法が不足している際に、不足している部分の前後だけを解き、縫い代を出して、着用したままピンを打ち直し補正をすることができます。普通縫いで縫い代を割っていると、ピンの打ち直しがしずらい為です。

縫い合せた後に、カーブの強いところには予め切込みを入れておきます。斜めに切込みを入れるのは、裂けにくくする為です。地の目に対して直角に切込みを入れると、力が加わったときにそこから裂けてしまう可能性があります。
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後ろ中心は縫わずに、着用後ピン仕上げで、試着しました。正式な仮縫いではファスナーをつける場合もあります。自分のもので、協力者がいる場合は、ピン仕上げで済ませます。

前から
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横から
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この段階で、ネックラインの浮き、ヒップのツレ、ウエストのあまりが気になりました。
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紙パターンで補正を行います。いつも補正が出る部分はボディ自体を補正しておくと補正がなく済みます。
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後ろ見頃の肩甲骨周りに、余りがありましたのでカーブを削ります。
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他の不具合箇所も適宜補正を行い、全体のバランスの補正を行いました。補正については一部未公開です。


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横(丈を少しカットしました。裾上がりは、この後取り直しとなります。)
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ファーストパターンの着用時に比べ、全体のバランスが整いました。パソコンでご覧の方は見比べていただけると分かりやすいかと思います。

ネックラインの浮きもなおり、肩を包むようにフィット。浮きがあると肩全体でなく点で着ている場合があります。点でなく面で支えることで被覆圧が分散され、着心地もぐっと良くなります。これは着たときに明らかに違いを実感できる部分です。
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また、敢えて肩の形に添わせずに、ネックラインに向かって立ち上げて、シルエットや体系補正を強調させる場合もあります。(衿有)先日あるブランドの方からコートのパターンで使われているその手法を教えていただいたので、またいつか紹介できたらな(一度検証したのち)と思っています。(そのパターンがブランドの売りだそうで)

次回は補正の終わったパターンの縫い代付け、裁断までいけたらなと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます102.png

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by salon-de-sanuu | 2017-12-05 06:56 | 洋裁記録 ワンピース

オートクチュールでの洋裁製作の記録と興味のある方向けにちょっとした解説も書いていきたいと思います。主に立体裁断(ドレーピング)によるパターンメイキングからソーイングまでのオートクチュール(※)を行っています。モットーは「いいものは探すしかない、ないものは作るしかない」※仮縫い、試着補正を経て仕立てる高級婦人服の意味で使用しています。


by さぬ〜
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