ワンピース(綿花柄)4(P)

今回は、ワンピースのドレーピング(立体裁断)の続き、後ろ見頃のドレーピングを行いたいと思います。

後ろ見頃の中心線をあわせ、ネックラインにピン打ちします。
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次に肩甲骨の位置でまたピンを打ちます。それより下は手をあててなで下げるように、背骨のカーブに布をあわせていきます。
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ネックラインから肩甲骨の山を超え、ウエストに向かって谷になる背骨のS字部分です。通常ウエストラインで1センチほど内に入ってきます。猫背の方やソリ腰の方などボディに補正を加えた状態だとまた違ったカーブが現れます。

腕の動きの要である肩甲骨と、後ろのネックラインにもゆとりをいれながら布を添わせていきます。
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後ろの切り替え線にウエストダーツを消化させてタイトフィッティングに。
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紳士物と婦人物の決定的な違いは、女性の身体はカーブが多いことです。全てそのカーブ通りに作るのではなく、活かす時は活かし、隠す時は隠し、最も美しく見える様にします。

平面・立体どちらの手法にもそれぞれ得意とする部分、メリットがありますがドレーピング(立体裁断)の手法はシルエットを見ながらパターン操作を出来る点が強みの一つです。

余分な布を整理します。後ろの切り替え線はカーブが強く、肩甲骨のカーブも覆います。ここでのコツは、ツレを抑えるため、切込みをいれておくことです。
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後ろ脇の布をあてます。(湿度の高く日でしたので、布がよれてきています。お見苦しいシワ感申し訳ありません。)
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ここでも、同様にウエストダーツを切り替え線に消化させて重ねていきます。
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プリンセスラインを伏せピンで止めます。カーブしていますので、出来上がり(折山)より縫い代は外回りの差分で長くなります。伏せピンで止めると差分が波になって現れます。
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カーブが強いと縫製の難易度があがります。縫製効率重視か、デザイン重視か、着心地重視か、お好みでカーブを緩めにしたり、ゆとり、フィット感を検討しながらピンを打ち替えます。だいぶカーブ強めです。(ウエストラインから上に2個目のピン打ち位置が前後のとのバランスを欠いていますのでこの後修正しました。)

ここまでで、後ろ見頃のドレーピング(立体裁断)は一旦完了です。次回は前後の脇線と裾のドレーピングをしたいと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました102.pngドレーピング(立体裁断)に興味を持っていただけたら幸いです。

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by salon-de-sanuu | 2017-11-26 06:35 | 洋裁記録 ワンピース

オートクチュールでの洋裁製作の記録と興味のある方向けにちょっとした解説も書いていきたいと思います。主に立体裁断(ドレーピング)によるパターンメイキングからソーイングまでのオートクチュール(※)を行っています。モットーは「いいものは探すしかない、ないものは作るしかない」※仮縫い、試着補正を経て仕立てる高級婦人服の意味で使用しています。


by さぬ〜
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