ワンピース(綿花柄)3(P)

今回は、パターンメイキング、ワンピースのドレーピング(立体裁断)に入って行きたいと思います。

まず、前身頃からピン打ちしていきます。前中心線とバストラインを水平垂直にあて、要所をVピンでとめていきます。
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ポイントとしては、バストトップ間に布を張らせます。布が沈むとその分寸法が変わってしまうからです。事前にバストトップ間に渡し布をしておく手もあります。

バストトップから肩にかけて、鎖骨のゆとりを考慮しながらなで上げていきます。切り替え線とネックラインの交点をピンでとめます。
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はじめはボディの形に沿って、形作ることに意識が向くと思います。ボディは人間の身体と衣服の中間をデフォルメして作られており、それだけでも充分衣服を作ることが出来ますが、より着心地を追求したい場合は、実際そこに人体どの部分があるのか(骨の出っ張りや関節、筋肉)、どれくらい可動する部分なのか、を考えながらピン打ちすることも大切です。かくいう私もまだまだ未熟者、パターンを自由自在、意のままに操ることのできる方へ尊敬の念が絶えません。

さて、ピンを打ち終えたら、余分な縫い代をカットし、前脇のドレーピングに備えます。ボディのバスト寸法は私より大きいので、ゆとりはほぼ無くピン打ちしています。
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多少の修正に対応出来るよう、多めに残しています。今回はタイトフィッティングなので、上半身に関しては大きな変更は無いと思いますし、縫い代が表にひびいて、キレイなシルエットを出せない場合もありますので、出来るだけカットするほうがよいです。

ウエストラインから下は、前脇とあわせてフレア分量を検討するので、広く残しておきます。
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次に、前脇の布をあてていきます。中央のガイドラインが脇のパネルラインの中心且つ、垂直になるようにピン打ちします。
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脇を軽くなであげ、ゆとりをいれながら、無理のないようにボディを包みながら、前身頃に重ねていきます。
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通常ダーツとなる胸ぐせ、ウエストの絞りは、プリンセスラインに消化させます。布を重ねられるように、前身頃のプリンセスラインのピンは一旦倒しています。

袖ぐりのゆとり、バストラインのゆとり、シルエット、立体の服の美しさの肝である面など、総合的に検討しながらピンを打ちます。シルエットが決まったらプリンセスラインに重ねて伏せピンとします。
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シルエットを再確認します。ウエストラインから下のフレアも確認しながらいれていきます。アームホールも整理します。
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胸ぐせダーツがプリンセスラインに消化されています。平面製図を経験された方は、胸ぐせにあるダーツを移動・展開していくので、どこにダーツ分量が存在しているかイメージがわきやすいと思います♪立体裁断は、布の操作、ピン打ちが既にダーツ操作の一部となります。

ここまでで、前見頃、前脇のドレーピング(立体裁断)は一旦完了です。次回は、後ろ見頃、後ろ脇のドレーピングを行いたいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございます101.png

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by salon-de-sanuu | 2017-11-24 06:33 | 洋裁記録 ワンピース | Trackback

オートクチュールでの洋裁製作の記録と興味のある方向けにちょっとした解説も書いていきたいと思います。主に立体裁断(ドレーピング)によるパターンメイキングからソーイングまでのオートクチュール(※)を行っています。モットーは「いいものは探すしかない、ないものは作るしかない」※仮縫い、試着補正を経て仕立てる高級婦人服の意味で使用しています。


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