ゴアードスカート(6枚ハギ)8(S)

今日は裁断と、縫い合わせを行っていきます。

今回使う布地は、
CANONICO(カノニコ)のSUPER150'S です。お色は明るいネイビー。CANONICOは紳士服布地のメーカーです。
しっとりとしたテクスチャで程よく張りがあります。発色もきれいです♪
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婦人服地も紳士服地もそれぞれの用途にあわせて作られておりますので使い分ける必要があります。

私の経験の限りでは、婦人服布地として売られているものは柔らかく弾力があり、女性の体型特徴であるカーブによく添い、フレアなども表現しやすいです。婦人物は流行の影響を受けやすい為か、紳士服布に比べて耐久性はそれほど重視されていないように感じます。

紳士服地は凹凸の少ない男性の体型に使われる為、柔軟性よりも張りが強く、シャープな表現が得意です。スーツ等比較的製品単価が高く、長く愛用される衣料へ使われる為か、お値段に比例して耐久性がかなり高いと思います。

今回作っているゴアードスカートはシャープなデザインで作ったテーラードジャケットにあわせる為のものなので、同紳士服地を使います。紳士服地なので、フレアの表現は苦手なのでカーブやフレアの無いゴアードスカートにしました。裾の折山線は角張ってしまうかなと想像しています。(テーラードジャケットもいつか記事にしたいと思います。)

裁断を行います。ジャケットの余り布で変形でしたので、裁断検討は記載を省略します。地の目にあわせてパターンを配置し、ピンで仮止めし裁断しました。
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縫い合わせの為にノッチを入れます。
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オートクチュールの場合は全てに切りじつけをすることもありますが、今回はノッチとします。

ファスナー付け位置は左のみノッチを入れます。
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ノッチをあわせてピンをうち、ミシンで縫い合わせて行きます。直線を縫うコツがあります。縫う人の習熟度やずれやすい布地、複雑なカーブのあるデザインの場合など、ケースによってはしつけ糸で縫い合わせてからミシンをかける場合もあります。
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縫い合わせたら、まず閉じた状態で、アイロンをかけて縫いによる伸びを落ち着かせます。
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次に、縫い代を手で割りながら霧吹きなどで湿り気を与え、縫い代を割っていきます。この縫い代割りは表から見たときの縫い美しさに大きく影響する重要な部分です!

縫い代の割れ目にしっかり湿り気をあたえる。
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アイロンの先端を使いながら縫い代を割る。
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すぐにまんじゅうを使って粗熱を取り、戻らないようにする。
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ひと辺縫うごとにしっかりアイロンをかけて行きます。ファスナー部分はしつけ縫いをします。細かくきれいに縫っておくのがファスナー付けのコツです。
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最後の辺は筒状になりますので、アイロン馬を使ってアイロンをかけます。
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全て縫い合わせました!シワにならないように吊るしておきます。すぐにファスナーをつけてしまえばボディに着せておくことができます。
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次回はファスナー付けと、裏地の裁断、ベルトの準備を予定しています。

ここまで、お読みいただきありがとうございました102.png

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by salon-de-sanuu | 2017-10-01 17:03 | 洋裁記録 スカート

オートクチュールでの洋裁製作の記録と興味のある方向けにちょっとした解説も書いていきたいと思います。主に立体裁断(ドレーピング)によるパターンメイキングからソーイングまでのオートクチュール(※)を行っています。モットーは「いいものは探すしかない、ないものは作るしかない」※仮縫い、試着補正を経て仕立てる高級婦人服の意味で使用しています。


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