ゴアードスカート(6枚ハギ)10(S)

今日は裏地の準備と裏地付けについて書きたいと思います。

まずは裏地の裁断です。アイロンでシワをとります。
d0368074_20025942.jpg


裏地は薄くよれやすいのでテーブルの端を使い文鎮で固定して、端と中心線をあわせて配置していきます。
d0368074_20032608.jpg


和裁コテを使い印付けを行います。裏地は薄いので切りじつけは使わず、ヘラでしつけるのが一般的です。私はしっかり消えない和裁ゴテ派です。
d0368074_20034954.jpg


このように印がつきます。温度を管理して布を熱で破いてしまわないようにします。
d0368074_20042106.jpg


ピン打ちして止め、縫い合わせていきます。四本針のロックミシンがありますので、出来上がりから0.5センチ控えてロックミシンで縫い合わせと端の処理を同時に行います。
d0368074_20045916.jpg


裏地は表地の動きを邪魔しないように、縫い合わせは控えます。しつけで出来上がりを縫って、ミシンで控えて縫い、ロックミシンをかけるという方法もあります。

裏地の準備は完了です♪
d0368074_20054099.jpg


裏地を二つ折りで裾上げししつけ糸でしつけ縫いします。そして、裏返した表地前スカートの上に載せ、両脇をウエストラインから裾上8センチまで中綴じします。裏地の縫い代と後スカート側の縫い代をしつけ糸2本取りで留めていきます。中綴じは裏地がスカートの中で捲れたり、動きすぎるのを防ぎます。
d0368074_20060919.jpg


裏返して、表地スカートを裏地に入れます。裏地が付きました。
d0368074_20063432.jpg


ファスナー開きとベルトに裏地をピンで留めていきます。
d0368074_20065509.jpg


あとはひたすら全て手まつり縫いで閉じていきます。1m超の距離なので大変ですが、私は手縫い好きなので楽しみながら、30分弱で完了しました。0.5センチ間隔で、折糸を1本すくって縦まつりです。
d0368074_20075422.jpg



次回はファスナーの星止め、裏地と表地の裾の処理、糸ループ付けと、ホック付けで完成の予定です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました110.png

もしよろしければ、読んだよの合図で下記バナーをクリックいただけると励みになり嬉しいです♪
ブログランキング・にほんブログ村へ
(別ウィンドウが開きます。それによりこちらにご訪問いただいたことが分かる仕組みになっています♪開いたウィンドウは閉じていただいて構いません。)

[PR]
# by salon-de-sanuu | 2017-10-08 15:15 | 洋裁記録 スカート | Trackback

ゴアードスカート(6枚ハギ)9(S)

今日はファスナー付け、ベルト付け、裏地の準備をしたいと思います♪

まずはファスナー付けです。ファスナー付けは難しく思われがちですが、きちんと段階を踏んでいけばきれいに付けることができます。お教室でもコツを交えて丁寧にお教えします。ファスナー付けをマスターするとデザインの幅が広がり、シルエットもグッと良くなります110.png

まずはファスナーつけ位置にチャコで印を付けます。上はウエストライン、下は22センチ(私はトールサイズなので通常の21センチより1センチ多め)
d0368074_08591771.jpg


その上にコンシールファスナーを載せてピンでとめます。ピンは縫い代にのみとめます。縫い代以外をすくってしまわないように間に定規を挟むと作業しやすいです。縫い代の下に縫い合わせの中心とコンシールファスナーの中心線をあわせます。
d0368074_08592160.jpg


次に、しつけ糸でとめます。あわせた中心線がズレないように縫い目は気持ち狭めがいいです。始まりはライナーの頭がウエストラインの0.2センチほど下にします。
d0368074_17563747.jpg


しつけ糸の縫い合わせを解き、ライナーを下げます。
d0368074_17563962.jpg


ミシンの抑え金をファスナー用に取り替えキワを縫っていきます。終わりは抑え金が曲がらずに進める部分まで縫います。
d0368074_17564228.jpg


ミシンで縫い進めたところと、縫い合わせの間は手まつりで縫います。縫い代を裏から見たところ。
d0368074_17564463.jpg


ファスナーと縫い代を千鳥がけでとめます。既製品はミシンで留めてあることが多いです。千鳥がけは手間がかかりますが、多少の動きに柔軟に対応できる縫い方です。
d0368074_11072293.jpg


軽くアイロンで整えます。
ファスナーが付きました!ただの縫い合わせと見間違えるぐらいに付けられたら大成功です。
d0368074_17564611.jpg




ベルト付けの準備をします。アイロンでベルト芯をベルト布に仮付けします。

ベルト芯は接着剤付きのベルトを使っています。ベルト芯の幅✕2と縫い代を両端に2センチつけた分がベルト布になります。今回は布地の端に、金糸の織りで素材やメーカー名がでていて素敵なのであえて使います。着用時は見えない部分になります。後々素材やメーカーを確認するのに役立ちます。自分のものにはほぼ使っています。

ミシンで中心側を2本縫い、チャコでベルトつけのガイドラインを入れます。両端は布を織り込んで手まつりで仕上げますので、ミシンがけは0.5センチ手前までとします。
d0368074_11072388.jpg

ガイドラインを参考に、ベルトをスカートに付けてしつけ糸で縫い合わせます。
d0368074_11072578.jpg


ミシンをかけていきます。スカートの縫い代部分が割った状態になるようにしつけ縫いしているので、縫い目が不規則になっています。ミシンがけの際に縫い代が割れた状態で縫いがかかるようにする為です。
d0368074_11072731.jpg


縫い終わったら、しつけ縫いを外し、縫い代を割ります。細かくかけずらい部分なのでまんじゅう(プレスボールとも言う)のカーブなどを使うとよいです。
d0368074_11072951.jpg


ベルトの処理方法はベルトを折り、裏地をまつり縫いしたり、裏地をベルトに巻き込んだり色々な方法があります。私はベルトに厚みの出さない、前者で処理をします。

ベルトを折り、縫い代の割れ目にピンを打ちます。上が表から見たところで、下が裏からみたところです。
d0368074_11073156.jpg


表から縫い代の割れ目に落としミシンをかけるます。ミシン目がキレイに隠れるコツもあります。
d0368074_11073302.jpg


ベルト端は手まつりで綴じます。ベルト端を横からみた写真です。
d0368074_11073578.jpg


細かい部分は記載を省いていますが、大筋でベルト付けの段階を記載しました。これでベルト付けが完成です♪
d0368074_11350337.jpg


長くなったので、裏地の準備は次回にしたいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました110.png

もしよろしければ、読んだよの合図で下記バナーをクリックいただけると励みになり嬉しいです♪
ブログランキング・にほんブログ村へ
(別ウィンドウが開きます。それによりこちらにご訪問いただいたことが分かる仕組みになっています♪開いたウィンドウは閉じていただいて構いません。)
[PR]
# by salon-de-sanuu | 2017-10-08 11:34 | 洋裁記録 スカート | Trackback

ゴアードスカート(6枚ハギ)8(S)

今日は裁断と、縫い合わせを行っていきます。

今回使う布地は、
CANONICO(カノニコ)のSUPER150'S です。お色は明るいネイビー。CANONICOは紳士服布地のメーカーです。
しっとりとしたテクスチャで程よく張りがあります。発色もきれいです♪
d0368074_17263651.jpg



婦人服地も紳士服地もそれぞれの用途にあわせて作られておりますので使い分ける必要があります。

私の経験の限りでは、婦人服布地として売られているものは柔らかく弾力があり、女性の体型特徴であるカーブによく添い、フレアなども表現しやすいです。婦人物は流行の影響を受けやすい為か、紳士服布に比べて耐久性はそれほど重視されていないように感じます。

紳士服地は凹凸の少ない男性の体型に使われる為、柔軟性よりも張りが強く、シャープな表現が得意です。スーツ等比較的製品単価が高く、長く愛用される衣料へ使われる為か、お値段に比例して耐久性がかなり高いと思います。

今回作っているゴアードスカートはシャープなデザインで作ったテーラードジャケットにあわせる為のものなので、同紳士服地を使います。紳士服地なので、フレアの表現は苦手なのでカーブやフレアの無いゴアードスカートにしました。裾の折山線は角張ってしまうかなと想像しています。(テーラードジャケットもいつか記事にしたいと思います。)

裁断を行います。ジャケットの余り布で変形でしたので、裁断検討は記載を省略します。地の目にあわせてパターンを配置し、ピンで仮止めし裁断しました。
d0368074_21002765.jpg


縫い合わせの為にノッチを入れます。
d0368074_21005861.jpg

オートクチュールの場合は全てに切りじつけをすることもありますが、今回はノッチとします。

ファスナー付け位置は左のみノッチを入れます。
d0368074_20463168.jpg


ノッチをあわせてピンをうち、ミシンで縫い合わせて行きます。直線を縫うコツがあります。縫う人の習熟度やずれやすい布地、複雑なカーブのあるデザインの場合など、ケースによってはしつけ糸で縫い合わせてからミシンをかける場合もあります。
d0368074_20463358.jpg


縫い合わせたら、まず閉じた状態で、アイロンをかけて縫いによる伸びを落ち着かせます。
d0368074_20463591.jpg


次に、縫い代を手で割りながら霧吹きなどで湿り気を与え、縫い代を割っていきます。この縫い代割りは表から見たときの縫い美しさに大きく影響する重要な部分です!

縫い代の割れ目にしっかり湿り気をあたえる。
d0368074_20463874.jpg


アイロンの先端を使いながら縫い代を割る。
d0368074_20463908.jpg


すぐにまんじゅうを使って粗熱を取り、戻らないようにする。
d0368074_20464275.jpg


ひと辺縫うごとにしっかりアイロンをかけて行きます。ファスナー部分はしつけ縫いをします。細かくきれいに縫っておくのがファスナー付けのコツです。
d0368074_20464413.jpg


最後の辺は筒状になりますので、アイロン馬を使ってアイロンをかけます。
d0368074_20464511.jpg


全て縫い合わせました!シワにならないように吊るしておきます。すぐにファスナーをつけてしまえばボディに着せておくことができます。
d0368074_20464731.jpg


次回はファスナー付けと、裏地の裁断、ベルトの準備を予定しています。

ここまで、お読みいただきありがとうございました102.png

もしよろしければ、読んだよの合図で下記バナーをクリックいただけると励みになり嬉しいです♪
ブログランキング・にほんブログ村へ
(別ウィンドウが開きます。それによりこちらにご訪問いただいたことが分かる仕組みになっています♪開いたウィンドウは閉じていただいて構いません。)

[PR]
# by salon-de-sanuu | 2017-10-01 17:03 | 洋裁記録 スカート | Trackback

オートクチュールでの洋裁製作の記録と興味のある方向けにちょっとした解説も書いていきたいと思います。主に立体裁断(ドレーピング)によるパターンメイキングからソーイングまでのオートクチュール(※)を行っています。モットーは「いいものは探すしかない、ないものは作るしかない」※仮縫い、試着補正を経て仕立てる高級婦人服の意味で使用しています。


by さぬ?
プロフィールを見る
画像一覧